私は、長瀬先輩と共に
学校へ向かった。


学校へ向かっている時でさえ、
女子からの目線が痛いのに、

さらに黄色い声が
どんどん大きくなって行く。



邪魔だね私……。



そう思って、

「先輩!ありがとうございました!
そ……んっ……」

れじゃあ!という声が、


私の唇に先輩のソレが
塞がって、出なかった。