「おーい、彩希?」



うわっ 理苑っ…



あ あたし ご飯の途中で抜けてきたんだ…





「あ ど、どうしたの?理苑」



やば…


どもっちゃった…



「お前 すごい長電話だったな…」




「え、そ、そうかな?」




そんなに長電話してたっけ…



これ以上言い当てられるのも 困るのでリビングへ逃げることにした。



だって…理苑のことだから 絶対 お母さんに言うし。



――ガチャ


「あら、随分 長電話だったみたいね?カレー温める?」




「ううん。もういい お腹いっぱいだったし」




「そう…」




――ガチャ



理苑が戻ってきた




「俺 そろそろ帰ります。カレー、ご馳走さまでした!」




「いつでも 食べにきてね♪」




「ありがとうございます笑」




そのあと このまま帰ればいいものの理苑はとんでもない爆弾発言をした。