「彩希さ、毎回コンサート来てくれたでしょ。俺 毎回嬉しかったんだ。」






「き、気づいてくれてたの?!


実はね…あたし Jr.の頃から応援してたんだよ…?」








「知ってる。…ありがとな」





裕太くんはあたしの頭をぽんぽんと撫でた。






「あのさっ… このままも あれだし どっか行かない…??」






「ごめん… 俺 このあとドラマの撮影なんだ…」





「そっか!ワガママ言ってごめんね?」