深雪の大好きなカレーの匂いが広がる夕暮れ近い部屋の中。彼女の喜ぶ顔を見たい一心で、仕事を終えた深空は一生懸命になっていた。
「食べよっか」
「うん」
自分のスプーンを握りながら元気よく返事をする深雪。ふたりは笑顔でカレーライスをすくい、まずはひと口。
「どう?」
深空が深雪に尋ねると、深雪は満面の笑みを浮かべてうなずいていた。
「ママ、ちょーおいしー!!」
「ホント? よかったー」
深空も深雪に笑顔で返し、ふたりの楽しい夕飯が始まりであった。
その時だった。ピンポーンと、インターフォンが鳴ったのだ。あからさまにしかめた顔を深雪に向けた深空は、スプーンをちゃぶ台に置き、立ち上がる。
(…こんな時間に誰だろ?)
モニタで訪問者を確認しながら、ボタンを押してそれに答えていた。
すると、ドアの前には見覚えのない女性がひとり、インターフォンのモニタに映っていたのだ。
「食べよっか」
「うん」
自分のスプーンを握りながら元気よく返事をする深雪。ふたりは笑顔でカレーライスをすくい、まずはひと口。
「どう?」
深空が深雪に尋ねると、深雪は満面の笑みを浮かべてうなずいていた。
「ママ、ちょーおいしー!!」
「ホント? よかったー」
深空も深雪に笑顔で返し、ふたりの楽しい夕飯が始まりであった。
その時だった。ピンポーンと、インターフォンが鳴ったのだ。あからさまにしかめた顔を深雪に向けた深空は、スプーンをちゃぶ台に置き、立ち上がる。
(…こんな時間に誰だろ?)
モニタで訪問者を確認しながら、ボタンを押してそれに答えていた。
すると、ドアの前には見覚えのない女性がひとり、インターフォンのモニタに映っていたのだ。