LOVE GAME〜あたしの帰る場所〜

『…深空、聞いてくれ。俺は思い出のためだけにこれを持っていたわけでは…』

(…そういうこと、なの?)

 目を閉じ、寝返りを打つ。

(…あたし、最後まで聞いてあげなかった)

 小さなため息を、ひとつ…

(…先生を好きになるって、こういうこと…?)

 深空は、両手で顔を覆った。涙を堪え、鼻を啜る音が微かに響く…。深空は、そのまま眠りについていた。