「レイア」 そんな彼女の名を優しく呼ぶと 不安気な顔で俺を見上げる彼女 美しいターコイズの瞳が潤んだまま、俺を見つめている その瞳の中に、自分の微笑む顔が映っている 「これは、俺が自分で決めた事だ」 「――でも…」 「俺は後悔はしていない―――少しもね」 ユラユラと揺らめく彼女の瞳を見ながら その頬を指の背で撫でる すると、真珠の様な肌が赤みを帯びて 火照りだす そんな小さな変化さえも 愛おしくて、堪らない