「――‥悪かったな」 小さく、そう呟いた彼女の言葉に首を傾げる 何が? と思って 「そなたを...引き留めてしまった事だ」 長い睫毛を伏せて、申し訳なさそうにそう言うレイア 先ほどから俺の顔を見ずに、ずっと俯いている きっと、彼女は自分が引き留めたから俺がここに残ったと思っている 自分が俺に国を捨てさせたのだと―― そう思い込んで、思いつめている彼女を見て思わず笑みが零れる どうにもこうにも、嬉しくて 何故か、とても幸せだと感じて 目の前に映る、この『時の庭』に再び来れた事も すべて