ゆっくりと顎先に添えられた手で上を向かされる 途端に振ってくる優しいキス アレンと出会ってから、何度も何度も思う 時が止まればいいのに、と 微かに離れる唇 熱い吐息の中で、アレンが小さく囁いた 「愛してる、レイア」 瞳を閉じた世界の中でもアレンを感じる 最後に一度頬に口づけをしたアレン その瞬間ものすごい風が世界を覆う 舞い上がる髪がもう一度背に落ちた時、ゆっくりと瞳を開けた 目の前に映ったのは 誰もいない世界だった