空いた口が塞がらない
その間も、ユラユラと目の前で揺れる真っ赤な石が、微かな光をも取り込んで輝く
「俺が...竜族の王子?」
信じがたい現実を飲み込もうと、言葉に出す
それでも、どこか現実離れした現状に頭がついていかない
すると、父が持っていた王家の石を俺の手に握らせた
どこか冷たいそれが、俺を現実の世界に引き戻す
「お前の、その瞳」
「――」
「父上にソックリだ」
「俺の...父さんに?」
「竜族の王家の者は皆、生まれながらに黄金の瞳をしている。不思議なものでな、剣を持つと、まるで太陽の様に輝くのだ。まさに――生まれながらにしての、戦士の証だ」
そう言って、優しく微笑んだ父
まるでずっと背負っていた大役を終えた様に、どこかホッとした顔で



