でも―― だからこそ、残りの時間を大切に過ごそうと思う 終わりが見えているからこそ 小さな事も輝いて見える 大切にしようと思える 「アレン。何をしている、早く来ないか」 立ち止まって、既に小さくなりつつあった2人の背中をただじっと見つめていた時 父が振り返って、そう叫ぶ 隣を歩いていたホリスも、つられる様にして振り返った 「早く来ぬか」 ――幸せだ どうしようもなく 緩む頬を抑えきれない 「今行く!」 大き声で、そう叫んで 駆けだした 風に乗って 光の中へ