「何度言わせる」 恐ろしく眉間に皺を寄せたホリスが、俺を睨みつける そんな表情を見ても、何故か頭が回らない 「もう一度‥何だって?」 夏の日差しに当てられて、すっかり熱くなった体を冷やす為に木陰に入る 同じ様に木陰に入ってきたホリスが、今度は訝しげな顔で大きな溜息を吐いた あからさまに 「――そなたの騎士入団を許可する、と言っている」 揺れる木の葉の影がホリスの頬に映る それに合わせる様に葉の揺れる音が涼しげに耳に届いた