流れ星と君。








 それは私だけでなく、楓自身にも
言い聞かせているようなものだった。




 楓は今も、蒼ちゃんを思い続けて
いる。






 それでもいい。









 今がこんなに幸せだから。





 こぼれそうな涙を精一杯我慢して、
私は何度も何度も頷いた。