目を開けると、教室とは違う、白 い壁。どうやら天井みたいだ。 「ん…?ここ…は…」 「瑠衣!!」 懐かしくも感じるこの声。 声の持ち主はすぐに分かった。 「楓…」 心配そうに私をみている楓。 周りをきょろきょろと見ると、何 故か保健室の、ベッドで私は寝てい た。