しばらくして、先生が閉まってい たカーテンを開けた。 「瑠衣は…?」 「大丈夫よ。折れたりとかはしてな かったから。 でも、凄いあざができてたわ。 一体何があったの?」 俺は今までの経緯をざっと話した。 「そんな…酷い…」 ポツリと先生がつぶやいたとき、 瑠衣の友達の前田エイカと、いつも 瑠衣に言い寄っている奴が来た。 「瑠衣!!」 彼女はこの事ををどこかで聞いた らしく、目は涙で濡れていた。