「どけ。」 いつもとは違う俺に彼女達も驚い たらしい。 さっと道をあける。 「瑠衣…!!」 どうやら気絶したみたいだった。 「~くそっ!!」 「わ…私達は悪くありませんわ!! その子が楓様と仲良くするから…」 「うるさい。消えな。」 「ひっ…」 腰を抜かして、化け物を見るよう な目で俺を見る。 俺は、瑠衣を抱いて保健室に向か って走り出した。