予想以上の壮絶な過去に思わず顔 を歪ませそうになる。 でも、一番苦しいはずの楓が我慢 しているのに、私が顔に出すべきで はないだろう。 「唯一の思い出のネックレスも失く してさ。 俺、最悪じゃん。」 ドキッとする。 「ネックレ、ス…?」 まさか…まさか… 「うん。鍵のついた、ネックレス。」