放課後- エイカに一緒に帰れないことを伝 え、急いで準備をした。 「瑠衣、行こう。」 「う…うん。」 ニヤニヤしているエイカを無視し て、教室を出た。 二人並んで廊下を歩く。 楓が何もいわないからか、私たち に好奇の目を向ける人達のこそこそ と話す声が目立つ。 正門まで来て、ようやく楓は口を 開いた。 「瑠衣の家、どっち?」 「送ってくれるの?」 「まぁ…俺から言ったしね。」 「あ…ありがと。こっち、です。」 左を指差す。 「俺の家もこっちだ。近いかもね?」 「そうだね。」