「ほら、これ着てな。」 着ていたコートを渡してくれる楓。 「あ…ごめん…ありがとう。」 「ちょっと待ってて。」 そういってどこかに行こうとする 楓。 とっさに楓の腕を掴んでしまった。 「る、い…?」 「お願い…行かないで…」