瑠衣side 楓の母校は隣県にあった。 財布だけ持ち、電車に乗り込んで、 今はもう楓の故郷に足を踏み入れて いる。 自分でもこんなことできる勇気が あるんだなぁと驚いた。 「のんびりしてるわけには行かない んだ…」 有り難いことに楓の母校は駅の近 くだ。 あたりをきょろきょろと見渡す。 「あ…れ…?」