「まぁ、それもそうだよね。」 「細田…」 「ぐすっ…いいよぉもう。 楓のすっきりしたような顔見たら、 何も言えないもん。 ごめん…蒼ちゃん…」 紗枝が謝ったのを先頭に、今まで 口を開いてなかった奴らも口々に謝 り始めた。 「あっりがとう…皆さん…」 蒼の頬は、涙でぐっしゃりだった。