放課後、先生に頼まれて資料を整理するように言われ普通に教室へ戻った。

何やら教室から笑い声がする。

女子「何で杏華って三上くんも付き合ったのー?」

私もそれ聞きたかった!
と、心の中にしまっといた。

杏華「だって、人気者だし?付き合ったらめちゃくちゃ自慢できそうだし?自分の好感度も上がりそうじゃない!?ww」

その時私の頭の中で何かがキレた。

気づけば教室に入ってた。

栞夏「そんな気持ちで聡太と、付き合ってたの!?!?」

杏華「当たり前じゃん。本気で好きになるわけ無いじゃん。」

栞夏「最低っ!聡太の気持ちはどうなんの!?」

杏華「別に。誰も傷ついてないからいいじゃない。」

コイツ性格悪っ。

栞夏「傷ついてるよ!?」

杏華「はっ?」

栞夏「杏華がそんなこと言うとは思わなかった。」

杏華「ふふっ。聡太に栞夏の話するとめっちゃ語り始めるのきもーい。」

ーパチンッー

気づいたら私は杏華の頬を叩いてた。

栞夏「…。」

杏華「いった…。」

栞夏「最低!!!!!!!!」

杏華「何すんのよ!!!!!!!!」

栞夏「杏華にガッカリした。」


先生に頼まれた資料なんか忘れて
無我夢中に走り抜けた。

聡太には言えない。

杏華のこと大好きな聡太に言えないよ。