ナースの一人がでてきて
『早川 由希さんが目を覚ましました。
面会はマスクを着用し消毒をしてから入室(お願いします』

俺はマスクと手に消毒をした。

集中治療室に入ると由希は包帯ぐるぐるだった


「おれのせいでごめん」

そういった瞬間由希の顔は曇った

『あなた…だれ…』

由希の母
『何言ってるの由希!大好きな駿くんよ!』

『駿くん…?だれ?』

由希の母
『由希…!!』

俺は何も言葉にすることができなかった。

だって俺のことを赤の他人のように振舞う

由希がいたから

「冗談だ…ろ…」

『ごめんなさい…分からないです』

由希の素直な性格はそのままだった。