「もしかして、高1?」

どうしよう
どうしよう…

そうだっ

「あ、えっと2浪してまして…」

「今、18と言いましたよね?」

「あ…アハハ…」

駄目だ。
あっさりバレた。

「お前、1年2組の滝野か?」

まず最初に、
さっきまで"滝野さん"とか呼んでたくせに、
丁寧語で話していたくせに、
生徒かもしれないと、わかったとたん、
偉そうにお前、とか呼び捨てされたのに
腹が立つ。
偉そうに…

第二に、
なんで、この先生、私のクラスと名前、
覚えているの?

でも、そんなことは今はどうでもよくて、

対策その2だ。