ここで死ぬくらいだったら、


先生に想いを伝えればよかった。



先生…



最期に思い出すのは、

やっぱり、先生のこと、なんだ…



先生…



最期にもう一度、会いたい。



先生…



「凛!!!!!」



先生の声が聞こえる気がする…



幻聴だな…



先生が私の事、

"凛"って呼ぶはずないもん…



先生…



先生の顔が見える…気がする。



もう何も見えないから…



多分、幻覚だけど…



幻覚でもいい…



「ずっと…好きでした…」




逃げずに言えた…




もう、思い残すこと、ない。




先生…





さよなら―――――