「…ねえ?お茶するって何処まで行くの?」

随分歩いたよな…
駅と逆方面だし…
なんかこの辺、人あんまりいないし…

っていうか私、
道覚えてないから、一人じゃ帰れないぞ?

と少し焦りかけていると、

追い打ちをかけるように、

「お姉さん、純粋だね。
本当にお茶するって思ってたんだ。」



…え?



ひょっとして、嵌められた?



って思った時にはもう遅い。

こないだも見たような
数人の中学生が、

あちらこちらから現れて…


ひょっとして………ピンチ!?


身の危険を感じた。

「正、いい獲物捕まえたじゃん。」

「まだ手出すなよ?
これで一也を呼び出すんだから。」

一也を!?

「あいつ、久々に会ったら、
俺の怖さ忘れてんのか調子乗ってから。
ちゃんとわからせてやらないと。」

!!!