「でな、
上の階の住民はなんと、
女子大生だったわけですよ。」

時は変わって、飲み会。
久々に会った友人達に、
早速今日のことを話した。

「大1って、18とか19だろ?
やべえ…いいなあ…
って、お前は普段から、もっと若い娘と
会ってんだろ。」

「バーカ。
生徒をそんな目で見たことねーよ。」

「とかなんとか言って、
お、こいつはタイプかも!とか
思っちゃうこともあるんだろ?」

「う…まあ…ちょっとは…」

一瞬、
頭に入学式にぶつかった生徒の顔が過った。

…あれ?どこかで最近見たような。
まあ、高1らしいから、
見てて当たり前なんだけど。
何組のやつだっけな?

「おまわりさーん!
ここに変態ダメ教師がいまーす!」

「うわっ!ちげーよ!
とにかく!
引っ越し早々、
ちょっとテンションあがったって
話なの!!」

「ふーん。で、まもっちゃんは、
その上の階の住人と、
連絡先は交換したのかなー?」

「バカやろ。いきなりはチャラいだろ。
何か困ったことが合ったら、
いつでも呼んでくださいって
言っただけだ。」

「キザだっ!こいつかっこつけちゃってるよ。
カッコマンか!」

「そんなカッコマンな、まもるっちには、
瓶ビール一本追加でーす!」

「へーい、なーんで持ってんの?
なーんで持ってんの?」




…この辺から、俺の記憶は途切れた。