「姉ちゃん、マジで明日くる気なの?」

「あったりまえじゃん!
あたり前田のクラッカー」

「凛ちゃん…随分と古いネタ知ってるのね。」

「もし来ても、
んな下らねえこと絶対に言うなよ!
俺、無視するかんな!」

「ん?私と話してくれる気あったんだー?
私は展示してある一也の絵とかを
見てるふりしつつ、
可愛い小学生をたんまりと眺めようと
しただけだったのになあー」

「凛ちゃん、なんかそれ犯罪臭する。」

「そうかそうか。
一也は私と話したいのか。
私が来てくれて嬉しいのか。」

「違えよ!ばっかじゃねえの!
この年増女!」

「だーれが年増女ですって?
こちとらまだ16じゃぼけえ!
おんどらぁこのクソジャリがあ!」

「凛ちゃん、どこで覚えたの!?
そのヤクザっぽい気迫は?」


私のことを好きでいてくれる家族もいる。

だから、私は大丈夫。

先生が下の階にいなくても、

私は十分楽しくやっていける。

大丈夫…大丈夫。