先生の「特別」にしてくださいっ!

「ハロウィン限定かぼちゃプリン?
栗とサツマイモのタルト?
ああ!シフォンケーキも美味しそう!」

「ねえ、さっき、ショートケーキって
言ってたよね?」

お店に来ると、新作が増えてて、
興奮してしまった。
彩音にすかさずつっこまれる。

「心に決めていても、
新たな選択肢を与えられると、
そこでまた悩んでしまう。
それが女心なの。」

「意味わかんないから、
あ、自家製コーヒーゼリーひとつ。
ほら、たきのりは何にすんの?早く決める!」

ちょ…何で勝手に店員さん呼んでるかなー?

「え、えとショートケーキひとつ。」

「結局、ショートケーキにするんかい!」

「王道は大事だよ?」

「…………」

ついに、彩音は黙ってしまった。