外の風は、
考え事をしすぎて煮詰まっていた
私の頭を冷やしてくれた。

まあ、いいじゃん。
バレたらバレたときだよ。

とお気楽に考えられるようになり、
コンビニで買った棒アイスを食べながら
帰路についていた。

明日は燃えるごみの日。
もう夜遅いし、
ゴミを出してる人いるかも。

そうしたらこのアイス棒を
ちょこっとゴミ袋に入れさせてもらおう。

そう思って、
家の近くのゴミ捨て場に近寄ったら、


人が捨てられていた。


うむ。人は火葬するしな。


感心してしまった。


いや、そうじゃなくて。


捨てられている人をまじまじと見たら、
それは、




私の悩みの種である、





谷中先生だった。