先生の「特別」にしてくださいっ!

あ…

そういえば最近、
彼女を作ろうなんて考えてなかった。
いや、彼女はいつだってほしいけどさ。

仕事が忙しいからだろうか。

「ん?どした?守。」

「うっせーなー!
彼女が欲しいと思って
すぐにできたら警察はいりません!」

「いや、警察はいるだろ!
でも、守ならすぐできると
思うんだけど。
一人暮らしはじめて、
どんくらいだっけ?」

「もう半年たつかな。」

「寂しいとか、思わないの?」

「寂しい?」

あんまり、
思ったことない…かも。

「俺は寂しかったけどなあ…
でも今はさ、家に帰ってきた時、
外から家の灯りがついてるの見ると
なんかホッとするんだよ。」

「ああ…なんかわかる。」

「え?」

「え!?」

俺は、なんでわかるんだ?