先生の「特別」にしてくださいっ!

学校にいる時は、
私は先生の生徒だから、
その他大勢の一人として、
先生の前にいることしかできないけれど、

家にいる時の私は、
先生にとって、
唯一の同じアパートの住人なんだ。

他の子達は、
先生にお茶を淹れることはできない。
先生のお見舞いには行けない。
先生と自分の部屋で
夜通しゲームだってできないし、
先生と食べ歩きだってできない!

全部、
先生と同じアパートに住んでる、
二階に住んでる特権なんだ。

もしかしたら、
二階に住んでるのが私以外の人でも、
先生は同じことをいうかもしれない。

けど、
そんなことを今、
考えたってしょうがないよね。

今は、
先生が、

私で良かった

って、そう言ってくれている。

それだけで良いじゃないか。
それだけで、
こんなに嬉しいんだから。