「おいこら!何故、逃げる。」
まあ、逃げようとしても
ご存知の通り、私はそんなに素早くないわけで
一瞬で腕を捕まれた。
「何故って…
寄り道、見つかった…から?」
疑問系になっちゃった。
「はあー?今さらなに言ってんだ?」
「だって、先生は一応先生だし。
ていうか、先生こそ
なんでこんな時間に買い物してるんすか?」
「え?俺は土曜日休みだし。」
あ、そっか。
「そうでした。」
「で、学校帰りに寄り道してた滝野は、
シュークリームを食べようとしてたのか?」
「はい…」
「ふーん。どれ食いたい?」
「は?」
「いや、だから、たくさん種類あるけど、
どれが食いたいんだ?
ここで会ったのもなんかの縁だし、
奢ってやるよ。」
「ええ!いや、結構です。」
「遠慮するなって。」
「遠慮しますよ!
どう考えたって!」
遠慮するって、普通するよ!
「ああ、もう!面倒くせえな。
普通のカスタードのでいいか?」
「え?」
「すみませーん!
カスタードのふたつお願いします。」
先生は私に有無を言わせず買いにいった。
まあ、逃げようとしても
ご存知の通り、私はそんなに素早くないわけで
一瞬で腕を捕まれた。
「何故って…
寄り道、見つかった…から?」
疑問系になっちゃった。
「はあー?今さらなに言ってんだ?」
「だって、先生は一応先生だし。
ていうか、先生こそ
なんでこんな時間に買い物してるんすか?」
「え?俺は土曜日休みだし。」
あ、そっか。
「そうでした。」
「で、学校帰りに寄り道してた滝野は、
シュークリームを食べようとしてたのか?」
「はい…」
「ふーん。どれ食いたい?」
「は?」
「いや、だから、たくさん種類あるけど、
どれが食いたいんだ?
ここで会ったのもなんかの縁だし、
奢ってやるよ。」
「ええ!いや、結構です。」
「遠慮するなって。」
「遠慮しますよ!
どう考えたって!」
遠慮するって、普通するよ!
「ああ、もう!面倒くせえな。
普通のカスタードのでいいか?」
「え?」
「すみませーん!
カスタードのふたつお願いします。」
先生は私に有無を言わせず買いにいった。

