…明るい茶髪で、
ワックスとかで髪を固めてそうな先生からは
想像できない外見だな。

「ふわああ…薬飲んだら眠くなってきた。」

「お、もうこんな時間。
私、帰りますね。」

時計をみると7時近くになっていた。

「…え、あ、そう…?」

なんだか不満そうな先生。

「体のためにも早く寝た方が、
良いと思います。」

「うん…そう、なんだけどさ。」

………

何?この歯切れの悪い感じ。

「何か、ありますか?」

「え…えっと…」

何なんだよ。

「お願いがあるんだけど。」

「聞きましょう。」





「俺が寝るまで、
そばにいてくれない?」