ああ、いつだったろう


君だけが特別にみえだしたのは















あの日はたしか、君の部屋で映画をみていて。


映画が終わり、私がDVDを入れかえてる時に
後ろから君が声をかけた。


「なぁ、俺、お前が好きなんだけど」


「恋愛対象って、意味な」


自分の耳を疑って

勢いよく君をみれば

うっすらと赤がみえて

私にまで伝染した