その日も部活を終えて学校を出たあたしに、
「桃」
聞き覚えのある声があたしの名前を呼んだ。
「会長」
自転車をひいていた会長は当たり前のようにあたしの隣に並んだ。
「寒いですね」
会長がそう言ったので、
「そうですね」
あたしは答えた。
真里も委員長も、会長にチョコレートをあげた方がいいって言うけど…あいにく、会長にはチョコレートと言う洋菓子系のイメージはない。
やっぱり会長は和菓子の方が似合うよね。
って言うか、和菓子をあげた方が喜びそう。
「そうだ」
会長が思い出したように言うと、ブレザーのポケットをゴソゴソ。
何だ?
「桃」
聞き覚えのある声があたしの名前を呼んだ。
「会長」
自転車をひいていた会長は当たり前のようにあたしの隣に並んだ。
「寒いですね」
会長がそう言ったので、
「そうですね」
あたしは答えた。
真里も委員長も、会長にチョコレートをあげた方がいいって言うけど…あいにく、会長にはチョコレートと言う洋菓子系のイメージはない。
やっぱり会長は和菓子の方が似合うよね。
って言うか、和菓子をあげた方が喜びそう。
「そうだ」
会長が思い出したように言うと、ブレザーのポケットをゴソゴソ。
何だ?



