「でも、片岡君の話もびっくりした。」


叶絵は片岡君のことも相当びっくりしてた。




「だよねぇー。あたしもいつも無口でクールな片岡君がまさかあたしなんかを追っかけて来てくれるなんておもわなかったし。」






「もしかしたら、片岡君、由寿のことが好きとか。なんちゃってねー笑」




ぅわ。

びっくりした。




「もー叶絵やめてよ!あたし、片岡君と今日初めて喋ったんだよ?そんなことあるわけないじゃん!」





「でもさ、由寿と三島先輩だって、一回も話したことないわけじゃん?あるかもよ?」






確かに…


って、



「あるわけないよ!なんか、そーゆーこと言われると意識しちゃうでしょ!あたしは三島先輩が好きなの!」
    




あたしは精一杯否定した。



「分かってるって!もしかしたらの話だって!」




あたしの本気に叶絵もそれ以上は何も言わなかった。





それで叶絵と乃電話は切った。