「もしもし叶絵?あたし。由寿。」




「どした?こんな時間に。仮入部は?」




「あのね……」




あたしは、今日三島先輩に言われたこと、片岡君のことを全部叶絵に話した。






「え、三島先輩、由寿にそんなこと言ったの?ひどい。やっぱ変わったよね、あの人。」  




叶絵も、あたしの先輩の話を聞いてかなりびっくりしてた。





「だよね、変わったよね。でも、あたしまだ先輩のこと好きなんだよね…」





「え、そーなの?」



叶絵はこれにもびっくりしてた。




「そんなこと言われたのにまだ好きでいられるの?でも由寿、先輩のことほんとにずっと好きだもんね。あたしは応援するよ。」





叶絵ーー!!




「あたし、叶絵のこと大好き♡ありがとうね。」





こんな、どーしよーもなく先輩が好きなあたしを応援すると言ってくれた叶絵のことをあたしはまた好きになった。