「俺、別に誰かに頼まれてお前のこと追ってきたわけじゃねーから。別に迷惑とかねーし。それだけ。じゃな。」




片岡君はそういうと、あたしの腕を離して南体の方へ帰ってった。




え??
そーだったの?







じゃあ、片岡君は本気であたしのこと心配してくれてた?






…なわけないか。






はぁー。


あたしも今日は帰って少し休もう。


あたしも立ち上がって歩き始めた。


あたしの前には片岡君が歩いてる。