気づくと、あたしと叶絵だけになってた。 叶絵も先輩の声に相当ビビってる様子だった。 あたしもびっくりしなかったわけじゃない。 でも、うるさかったのは事実だし、ちょっとキレただけかなと思った。 先輩があんなに怖い声出す人なわけがない。 そう、思いたかったんだ。