あいつ。

ウチは毎日バスで家に帰っていた
バスに乗るまではいつも時間があった
バス時間まではばあちゃんちにいったりして暇を潰していた


ウチはいつも通りバスに乗った
バスに乗るといつも音楽を聞きながらケータイをちょしていた
その日も音楽を聞きながらケータイをちょしていた
ケータイちょしすぎてバス酔いした
外の暗い景色を眺めながらぼーっとしてた
そんなとき中学生がバスに乗ってきた
いわゆるうちの後輩たち。
部活が終わって疲れているであろうと思うのにどこからその元気がでてくるんだって感じで話しながらバスに乗ってきた
乗ってくるメンバーはいつも同じ
でもその後輩の中を見つめてウチは目をまるくした
『なんでいるの?』
そりゃあウチと同じ方向に家があるから
『なんで乗ってきたの?』
そりゃあ家に帰るから
『なんで...?』
そこに現れたのは元カレだった
久しぶりに見た元カレはなにも変わっていなかった
『なんで?なんで?なんで?なんで?なんで?』
だから家に帰るためだってば!


ウチは複雑だった。
何故ならあいつとの終わりは最悪だったから。
それとあいつがウチを前にしてへらへら笑ってるのが苛立った。
ウチが頑張って過去にしたっていうのに
あいつが友達とへらへらしてるのが許せなかった。


久しぶりにみたあいつはなにも変わってなかった。
でも少しだけ大人びて見えた。
あいつも成長してるんだと思った。


今はあいつのことなんとも思ってない。
ましてや恋愛感情などといった感情となるとそれもまたありえない。
でもふつうに想ってる。
恋愛感情と違うなにか。
今はゆんちゃん一筋だから他の男なんて目にはいらない。


なんでかって?
それはゆんちゃんが大好きだから。
世界一大切な存在で
世界一大好きな人だからだよ