なんだったの今の…

私の頬はまだ熱を帯びていた


廊下でぼーっとしていると

「西本?」


ビクゥッ


な、なんだ
長山かよ


「驚かさないでよ」

「俺普通に声かけただけだろ。お前が勝手に驚いただけじゃん」


まぁそうとも言うか


「ってお前なにぼーっとしてんだよ。ここに居るってことは体育館来るんじゃねーの?」


あ、そうだった!
すっかり忘れてたよ


「うん!今日見に行こうと思ってさ」


「だろ?早く来ねぇともう始まるぞ。俺は先行ってるな」


と長山は先に行ってしまった

私もそのあとを追うように体育館に向かった