私達はベンチに腰をおろした 「なぁ」 沈黙を長山がやぶった 「西本は俺と居て楽しいか?」 え? 「今日1日ずっと思ってたんだ。なんか西本全然楽しそうじゃねーし、むしろ辛そうな顔をしてるし。俺、付き合ったこととかないから彼女にどうすればいいかも分かんないからさ…」 長山が唇を噛みながら悔しそうに言った あー、長山にこんな顔をさせているのは私なんだよね。 「俺がせめて西本より背高かったらな…」 背!? そんなこと私は気にしてないことはないけどそんなことより!