放課後になり、俺は西本のもとへ行った

正直鈴汰に聞いてもよかったんだけど、聞いても無駄そうだからやめた


西本は俺に気付いたみたいでこちらを向いた


「鈴汰となんかあった?」


そう聞くと顔が少し強ばった気がする


「なんで?」


西本が言った


「見れば分かるよ。俺だけじゃないと思うよ、思ってるの。皆言わないだけだよ…、いつも西本と鈴汰俺が妬くほど喋ってるもん」


俺は素直に答えた


すると西本はきょとんとした顔をしたあと直ぐに赤面になった


わかりやすいよなぁ

なんて思っていた


けど妬くのは本当だ

ぶっちゃけアイツも西本のこと好きだと思う
気づいてないみたいだけど


だけどアイツと西本が喋ってないとクラスの雰囲気も悪い方に変わってしまったような気がして仕方ない


って俺の考え矛盾してんな