あのまま長山と喋ることはなく放課後がきた


長山とはあれから目が何回か合うものお互いがそらしてしまい、喋ることが全くなかった


確かに私も悪かったけど、長山だってあんな言い方しなくていいじゃん…
今日はなんか長かったなー


などと考えていると、誰かに肩を叩かれた

振り向くと杉田が立っていた


「鈴汰となんかあった?」


え?
なんで杉田が知ってんの?


「なんで?」


「見れば分かるよ。俺だけじゃないと思うよ、思ってるの。皆言わないだけだよ…、いつも西本と鈴汰俺が妬くほど喋ってるんだもん」


妬くほどかー!
って妬くほど!?この人さらっと爆弾発言したよね?

ていうかそんな風に皆からも見られてるのかな?


「ちょっといまケンカ中なんだ、確かに私も悪かったんだけどさ」


なんか人に話したら気分落ちてきちゃったよ
気が抜けちゃったのかな


すると杉田が口を開いた


「杉田と西本が喋るのは気にくわないけど、喋ってないとそれも気になるから早く仲直りしろよ!」


そうだよね!
皆にも迷惑かけちゃうんだよね?


「分かった!頑張ってみるね」


私がそう言うと杉田は微笑んでくれた


うっ

杉田ってこんな人だったっけ?