西本に元気ない?と言われてからやっと俺は普通に戻ることが出来た


俺たちは校内を出て西本を送るべき、道を歩いていた



いつもはうるさい西本が静かで居心地が悪くなり、俺は咄嗟に質問した


「さっき健と喋ってた?」


おいおいおい!俺なに言ってんだよ!
これじゃあ聞いてました、って自白するのと一緒じゃん


などと考えていたら案外西本は何も思わなかったのか特に聞き返してくることはなかった


俺から健の話を持ち出したにも関わらず、西本が健の話をしていることに対し終始イライラしていた俺は矛盾しまくっていただろう


俺は西本が健のことを好きなのか気になり聞こうとした


が、途中で俺が何故聞くのか自分でも分からなくなり話をやめた

するとその先が気になるようだった西本はしつこく俺に聞いてきた


俺は西本が健のことをそんなに聞きたいのかとか意味が分からないことを考えている自分に腹がたち、つい西本に俺が言ってしまった



「俺さ、やっぱ付き合うなら自分より背が低いやつだと思うんだ」


と言ってしまった

こいつは背が高いことを根に持っていることをさっきの健との会話でよく分かっていたにも関わらず言ってしまった


するとやはり西本の顔が一気に曇り


「何?私に対しての当て付け?」


と言われてしまった