「ねぇ、俺どこに並べばいいの?」 坊主頭で、 背の高い男子が話しかけてきた。 「なに部?」 「柔道部」 「ってか、柔道着きてるし……フツーは分かるでしょ?(笑)」 カッチーーンときた。 でも、ここで言い合う気にもならないし 「そうだよね、柔道着ね…。えーと、柔道部は……一番うしろ!」 「おー、サンキュー」 「どういたしましてー」 なんだコイツ、やる気のないやつだなー…… ワタシは 並びに行くあんたの背中を そんな風に思ってみていた。 「ねぇ」 あんたは、急に振り返った。