視界がくすむ。 何故だろう、右腕が震えて上手く上がらない。 「優花……?」 私のすぐ後ろに立っていた一留が信じられないとでも言いたいような目で、私を見てきた。 正直自分でも驚きを隠せずにいるのだ。 なんだろう……… この心が凍りつくような感覚は…。 「………すいません…。」 そして、私の声が射撃場に響き渡るのと同時に私の意識はぷつりと途絶えたのだ。