「…………………… ……外し…た……?」 的は私が先程撃った弾の跡すら無く、綺麗なまま28メートル先に存在した。 自分でも一体何が起きたのかすら把握出来ない。 外したという劣等感からなのか、先程から足元がゆらゆらと動いている気がしてならない。 どういうことだ。 的は狙ったし、今までに的を外すなんて事は滅多になかった。