改めてよく見ると彼の顔をとても整っている。

高くてスラッとした鼻

大きくてでもキリッとした瞳

男の人なのに長いまつ毛

薄い唇

顔だけでなく

黒くて短髪の髪の毛は絡まりを知らなさそう

身長も180cmをひょいと超えてそう

口調は無愛想な感じだけど

見た目も行動も優しい

ヤダ...。意識したら急にドキドキしてきた。

「あんた。名前は?」

「は...はい。朝霧早紀です。」

「そうか。」

「あの...あなたは?」

「んっ?俺?」

彼は私の瞳を見つめて言った。

「俺の名前は柏原工。」