気づいたら夕方になっていた。 「グスッ…帰らなきゃ。」 カバンをとって外に出ると空が紫色で 工さんを思い出してまた泣きそうになった。 「ダメ。もう忘れなきゃ…。」 そんな独り言をこぼして校門を出た その時だった…。